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春の前田川の自然観察!
2007.3.17
夏の前田川の自然観察!
2007.8.25
●2007年3月17日、横須賀市立自然・人文博物館主催の「前田川の生き物」の観察会が開かれました。あいにく、冷たい小雨の降る中でしたが、大勢の親子の参加がありました。
 前田川を3月のころに観察したのは初めてでした。見つかった生き物を紹介します。
淡水魚、コイの仲間、アブラハヤ、体長5cmぐらい、この魚は、三浦半島のきれいな川で見られます。前田川では、滝の上流でも見られますが、せまいかぎられた場所で生き続けています。ハゼの仲間、ヌマチチブ、下流から滝の下まで見られます。シマヨシノボリ、ヨシノボリの仲間は、川で卵を産み、オスが卵を守ります。産まれた稚魚(ちぎょ)は、海に下りそこで大きくなり6月ごろ川をのぼってきます。おなかのひれが吸盤(きゅうばん)の役目をしますので滝ものぼれます。下流は、シマヨシノボリ、上流には、クロヨシノボリがいますが今回は発見できませんでした。また、ルリヨシノボリも数回見つかっているそうですが、まだ見たことはありません。
 水性昆虫の仲間もたくさん見つかりました。
シロタニガワカゲロウ、マダラカゲロウ、モンカゲロウ、ヤマトフタツメカワゲラ、ガガンボ、ヤマトクロスジヘビトンボなどきれいな川にすむカゲロウやカワゲラ、ヘビトンボの幼虫がふえてきていました。また、トンボの幼虫のダビドサナエ、コシボソヤンマは、きれいな砂のあるところにいました。
  


*ダビドサナエ
 のヤゴ
          *コシボソヤンマのヤゴ

サワガニ、モズクガニ、、ヌマエビ、
スジエビ、ヒラテテナガエビなど、エビやカニの仲間もいました。
 モズクガニは、えさのたくさんある河口近くの海でたまごを産みます。しばらくおなかにだいて、ゾエア幼生(プランクトン)として産まれてきます。カニまで大きくなると川にもどります。たまごは、いちどに20万〜100万個ぐらい産まれますが、魚などに食べられて残るのはわずかです。
 サワガニだけは、雌(めす)がおなかに数十個のたまごをだいて守り、陸や川で生活できるほど大きさになって産まれてきます。その稚(ち)ガニをおなかのなかでしばらく守って育てます。サワガニは、カニの中でいちばん進化ししたかたちで、数少ない川だけで生活できるカニです。
●2007年8月25日

横須賀市立自然・人文博物館主催の「前田川の生き物」の今年2回目の観察会が開かれました。
今回の観察会では、十年数年ぶりに、モンキマメゲンゴロウに出会えたことと、初めて、前田川でマツモムシを見ることができました。

*モンキマメゲンゴロウ


また、3月にたくさんみられたカゲロウやカワゲラの幼虫は見つけられませんでした。成虫になり羽化してしまっているのか。まだ小さな幼虫で見つけられなかったのか。観察の時期によって水生昆虫の種類も違うようです。
 今回観察できた生き物。
魚類、アブラハヤ・・・・5cmぐらいのの大きいものや数mmのうまれたばかりの稚魚もたくさんいました。アユ・・・・滝の下まで遡上(そじょう)してきていました。先生の話では、川が短いことやえさになる藻(も)が少ないことから、卵を産めるくらい大きくなることができないそうです。大きく成長して黒っぽいアユを見つけたら、産卵の前のアユです。
ハゼの仲間では、大きく成長したウキゴリやシマヨシノボりがいました。滝の下に、1匹だけヌマチチブモいましたが数は少ないです。
 ヤゴの仲間では、コオニヤンマ、ダビドサナエ、カワトンボを見つけました。
 ヘビトンボの幼虫、マツモムシ、アメンボ、モンキマメゲンゴロウなどの昆虫やテナガエビ、ヒラテテナガエビ゙、ヤマトヌマエビ、ヌマエビ、トゲナシヌマエビを見つけました。
 テナガエビやヤマトヌマエビ、トゲナシヌマエビなどは、卵を川でたくさんうみ、うまれたゾエア幼生(プランクトン)は、海に流れていき、海で小エビに成長して川をのぼってきて、川で生きるエビです。
エビがのぼってこられるような川にしたいですね。
 カニでは、サワガニ(三浦半島では体が青い)や大きな10cm以上のモズクガニがいてびっくりしました。