今年の夏に出会ったトンボやチョウ、花 (横須賀市 秋谷 天神島)

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温暖化おんだんかの影響えいきょう
にわにやってきたチョウ、アカボシゴマダラとツマグロヒョウモン 2010.9.18
最近さいきん、この二つのチョウが三浦半島みうらはんとうでよく目にするようになり、秋谷あきやのわが家にもやってきました。

ツマグロヒョウモンは、だんだん日本の北へやってきて、1999年ごろ三浦半島でも見られるようになったチョウです。幼虫の食草しょくそうはすみれなので、パンジーなどにつき身近みぢかなチョウになっています。今、関東かんとうの北でも見られるようになりました。写真はオスです。

 アカボシゴマダラは、南の暖かい島にしかいませんでしたが、1995年、埼玉県さいたまけんでとつぜんあらわれ、暖かい三浦半島でふえているチョウです。幼虫の食草はゴマダラチョウと同じエノキですので、ゴマダラチョウが少なくなっていかないか心配しんぱいです。写真は、オスです。



 

前田川でハグロトンボ、住宅じゅうたくがふえ、きれいな水が流れる川が少なくなりへってきていましたが、最近、秋谷周辺でよく見かけるようになりました。




オオシオカラトンボ。写真は、オスです。 







イラクサにたまごをうんでいるアカタテハ、




幼虫はクスノキの葉をたべるアオスジアゲハ。

幼虫はミカン科(ミカン、サンショウ、カラスザンショウ)の葉を食べるアゲハチョウ、クロアゲハ、モンキアゲハ。





幼虫はウマノスズクサを食べるジャコウアゲハ。







クヌギの木に集まるサトキマダラヒカゲ(食草はタケ、ササ)。







幼虫は、ススキの葉を食べるイチモンジセセリなど。




10月10日、フヨウの花にナガサキアゲハのオスとメスがやってきました。このアゲハもだんだん日本の北へすんでいるところを広げ、今年、福島県ふくしまけんでも見つけられたというニュースもあります。下がメスで上がオスです。





天神島てんじんじまの夏の花
2010.7.27
秋谷あきやから芦名あしなの海岸を歩いて30分、佐島さじまに天神島という小さな島があります。東側には佐島マリーナがあり、その反対側には、自然がそのまま残されていて横須賀市立博物館が大切に保護ほごしている天神島臨海自然教育園があります。貴重きちょうな海や砂浜の植物しょくぶつや海岸の動物を観察かんさつすることができます。島全体が神奈川県の天然記念物てんねんきねんぶつになっていて、植物や動物をかってにとってはいけないことになっています。また、海岸の地層ちそう城ヶ島じょうがしま荒崎あらさきと同じ三崎層みさきそうの地層があらわれ、その中に火山豆石を見つけることができます。近くに火山があった数百万年の昔をおもう島です。季節によっては、遠くに見える笠島かさじまのカワウやウミウを観察できる場所でもあります。これから、天神島の夏の花を紹介しましょう。


 2010.7.27、天神島をひさしぶりはまおもとの群落におとずれてみると、ハマオモト(ハマユウ)とハマボウが目に入りました。ハマオモトの群生ぐんせいやハマボウは、ここが日本で一番北の自生地じせいちです。




ハマボウは、ムクゲ、フヨウと同じ木の仲間ですが、一日咲いたら午後ハマボウには終わってしまう一日花です。南国を代表する花です。三浦半島はあたたかいところだということが植物によってわかります。




スカシユリ
 海岸の岩の上やがけに生える多年草、スカシユリ(ユリ科)。




ハマゴウ昔、この植物の葉や枝で線香せんこうを作ったので浜香はまこうからハマゴウ(クマツヅラ科)となったと言われています。花の形がおもしろいですね。








ハチジョウナ(キク科)八丈島の名からとった八丈菜。はちじょうな





花が車の形ハマグルマ(キク科)、また、葉がかたく、ざらざらしているのでネコノシタともよばれています。





ふつうは土手やみちばたに生えているが三浦半島では海岸に多いミヤコグサ(マメ科)。1cmぐらいの小さな花です。



みやこぐさ
こんな名をだれがつけたのでしょう、ママコノシリヌグイ(タデ科)、この植物のくきにはとげがあるのに。
 海岸に生えている植物は、海からふく強い潮風しおかぜや波にたえながら生きぬいてきています。なぜここに生えているのかを考えてみるとおもしろいです。 


タイワンリスよりひどい人間にんげん
2010.8.7
2005年の9月に大楠山おおぐすやまに登ったとき、
●2005年の9月に大楠山おおぐすやまに登ったとき、登山道のわきのクヌギの木が、昆虫こんちゅうをとるために何本もきずつけられているのを見ました。それから4年、2009年には前田川まえだがわにそった道のわきのクヌギの木がすべてきずつけられ、むざんなすがたになっていました。高いところまでナタで皮がはぎ取られ、ところどころに樹液じゅえきが出ていて、チョウやコガネムシ、スズメバチ、ムカデなどが集まってきていました。子どもではなく、大人がなぜこのようなことをおこなうのでしょうか。

前田川、正行院しょうぎょういんのさきのクヌギの木。今年もまた、昆虫を集めるためとはいえ、ひどいですね。

  大楠山や前田川のあたりは、遠くからハイキングや自然観察しぜんかんさつ大勢おおぜいの人がおとずれます。これからも子どもたちが自然しぜんを学べるゆたかな環境かんきょうとして、ここをのこしていきたいです。
 タイワンリスは、冬の食べ物がないときに木の皮を食べてしまいます。人間にがいをあたえるという理由りゆう駆除くじょされるようになりました。
 一番、がいをあたえているのは人間かもしれません。

  
前田川のホタルが激減げきげん  
2010.6.25
●今年の前田川のゲンジボタルは、昨年と比べて半分以下にへって大変少なくなってきていました。例年より10日ぐらい遅れて発生して気候の影響もあるのでしょうか。前田川で観察できたのは5ひき、沢のところに5〜6ぴきぐらいでした。十数年の観察で昨年が一番多く発生して、前田川にホタルがもどってきたと近所の方々と喜んでいましたが、今年の状態は大変心配です。
ホタルはふえたが、そのえさになるカワニナが思うようにふえていないのが原因でしょう。